1995年のこのワインは、ここ数年の中では味わったことのない素晴らしさですが、1999年のように魅了されたり、2007年のような気楽な魅力はない。エッジにレンガ色の熟成による色合いが見られる。香りは前方に感じられ、セージ、乾燥したオレンジの皮、ミントのタッチで土っぽさもあり、期待していたよりは香りは拡散している。口当たりはバランスが取れており、非常に素晴らしく、期待以上だ。楽しい雰囲気のリシュブールであるが、威厳のようなものはない。ひょっとしたらボトル差によるもので、もっといいものがあるのかもしれない。そういう意味で＋をつけている。