「嫌な現実なんか見なくていい…

覚めない夢を見続けようぜ。

そしてワタシとあなた は…

明日を追い続けるのさ…」

何処までも突っ走って行きたいバンドマンの麗奈はヨガファイヤーと言うバンドのギタリスト。

いつもキラキラした発言が多いせいで、刺さる人には刺さり、刺さらない人にはしらけた嫌悪感を抱かせてしまう。

誹謗中傷、嫌がらせなど、これまでに何度も受けてきた。

そんな麗奈がいま、怯えた顔で後ずさりしている。

ライブ中、目の前に立っているひとりの男。

その男を見た瞬間、走馬灯のように過去の出来事がよみがえる。

その男はいつも人の気持ちを考えずに暴走する。

ある時、麗奈は付きまとうファンがいる事を彼に相談した。

普通なら警察に通報した方が良いとか、夜道の一人歩きは控えた方が良いとか言うと思うが、彼はなんと、バンドマンの彼女を装ってストーカー野郎を誘きだし、仲間数人と共に港の倉庫に拉致監禁したのであった。

「オレとお前、生き残った方が麗奈にふさわしい男だ」とロシアンルーレットをストーカー野郎に強要。

そんなことはできないと怯むストーカー野郎に5000万円の慰謝料を請求する。

ストーカー野郎に払えるお金がないことを知っていた彼は、美味しい仕事があると言って仮想通貨売買の営業を紹介する。

もちろんその業者は詐欺軍団で後にストーカー野郎は多額の借金を抱えた上にマルチ詐欺を行ったとされ詐欺罪で逮捕される…

しかし、ストーカー野郎を騙した彼も渋谷109のKenzoさんに暗号通貨組織の黒幕と暴かれて刑務所に入ることに。

これをきっかけに逆恨みをされた麗奈。

そんな彼が彼女の前に現れたということは、確実にこのライブが終わった後、何かしらのサプライズが用意されているのであろう。

そんな予感を察知した麗奈はガトリングガンを武装し、彼との再開に身構えるのであった。

ヨガファイヤー🔥🔥🔥