フランスのシャトー・ムートン・ロートシルトの所有者であるバロネス・フィリピーヌ・ド・ロートシルトとロバート・モンダヴィが折半で所有するワイナリーで、1979年に最初のワインを発売した。日本でも突出した人気のある超プレミアムワインである。これはメリテージ、つまりボルドー種がブレンドされた赤ワインで、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、マルベック、プティ・ヴェルドなどの中からその年のブドウの出来具合によって適切な品種をブレンドして作っている。最初はほんの僅かしか自前の畑を持たなかったのだが、1979年と1980年の両ヴィンテージは、モンダヴィの息子のティムとムートンのワインメーカーであったルシアン・シオノーの協力で1984年に「オーパス・ワン（作品番号1の意）」として発売された。以後もフランスのワイン作りの伝統にカリフォルニアのブドウと科学的な最新技術が加えられている。